簡単な具体例で示すリフト値
リフト値とは #
リフト値とは、バスケット分析における重要な指標の一つであり、ある商品xの購買が他の商品yの購買とどの程度相関しているかを示す指標です。 英単語”lift”は「持ち上げる」という意味であり、リフト値は商品xの購買が商品yの購買をどの程度”持ち上げる”か(促進させるか)を示す指標であると言えます。
リフト値とは:その事象が、どれだけ「持ち上がっているか」を考える指標|データ分析用語を解説 - GiXo Ltd.
「リフト値」は、「xが買われたときにyも買われる確率」を「全体でyが買われる確率」で割ったものである、と考えることができます。
10年戦えるデータ分析入門 によると
信頼度がそこそこあり、リフト値が 1.0 より大きく、信頼度の高い組み合わせというのが最も併売をお勧めする価値がある
とのこと。
具体例 #
例1: x が y の購買を持ち上げる (リフト値 > 1) #
注文 ID | 買った商品 |
---|---|
1 | x y z |
2 | x y |
3 | z |
lift = (2/2)/(2/3) = 1.5
商品 y のページで商品 x をおすすめした方がよい
例2: x が y の購買に影響しない (リフト値 = 1) #
注文 ID | 買った商品 |
---|---|
1 | x y z |
2 | x y |
3 | x |
lift = (2/3)/(2/3) = 1.0
商品 y のページで商品 x をおすすめする必要はない
例3: x が y の購買を持ち上げない (リフト値 < 1) #
注文 ID | 買った商品 |
---|---|
1 | x y z |
2 | y |
3 | x |
lift = (1/2)/(2/3) = 0.75
商品 y のページで商品 x をおすすめしない方がよい
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